映画を早送りで観る人たち


aug.3rd. thu. 2023

映画を早送りで観る人たちが届いた。倍速視聴するZ世代の気持ちがわかるらしい。

私は早送りでは見ないけど、ながら見が多いからなぁ。同じようなものかも。
そもそもなんのために倍速視聴や飛ばし観をするのか?
それが作品を味わったといえるのか?
著者の大きな違和感と疑問から始まった取材は、やがてそうせざるを得ない切実さがこの社会を覆っているという事実に突き当たる。

Z世代はお金も時間もないんだ。
その生活スタイルは私の学生時代とは大きく異なっているようだ。

確かにサブスクでの映画は何度でも見直せるから早送りしてもまた気になれば見返しても無料だ。

もう50年ほど前になるだろうか。当時の映画は映画館に足を運んで観たものだ。
一番館では1度終わったらでないといけないから、また観るためにはまた入ったりもしたし、町の2番舘は3本だてだったりしてもう1回観るには2本観ないといけなかったな(^ ^; ちなみに朝一の映画はなんと途中から始まったりしていた。多分時間調整のためにそうしてたんだろうけど、最初はびっくりしたな(^ ^;

そのうちレンタルビデオ店ができたVHSかBETAかを間違えないようにしないと再生できなかったっけな。
それがDVDに代わりテレビからパソコンで再生できるようになったし、ソフトでコピーすることも可能になったりした。(コピーガードもあったけどそれを無視するソフトもあったっけな。)レーザーディスクの時代もあったっけ? ブルーレイもあったよな。

うちの近くのツタヤは今年の3月に27年の歴史に終止符を打った。
最後の方は本や雑貨も増えていってたけど。

本もCDも売れなくなり、映画もネットで観られるようになっては、商売にならないよな。

ひとつの時代が終わったことを感じさせるできごとだ。
まぁ、実際私も借りることもなくなっていたし、本もAmazonで買う機会が増えた。

倍速視聴もあるけど、オチを知りたいという気持ちもあるようだ。
その方が安心感があるようだ。
それに自分の望む展開になっているかの確認も。
私はツマラナイかは置くとしてやっぱり最後は最後に見たい派だ。

食べログで味の評価を調べてから行くのと似ている。
私は食べログは営業時間とか休みの確認で見たりはするけど、口コミは基本信じてない。自分で食べてみなきゃ分からないし、載ってない店も試してみたいし。
食べログ信者と倍速視聴者は似てるかな。

いろいろと考えさせてくれる本であり、気をつけないといけないことも教えてくれる。

映画を早送りで観る人たち

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